POAROマンスリーライブ 2018年10月
翌週がポアロチャリティーライブなので、さっきまで楽屋で打ち合わせしていた。
打ち合わせを終え、伊福部がなんとなくいつも通りFu-の外に出ると、声をかけてくる人が。
「スターダストボーイズ聞いてます!うわーこんな普通にいるんですね!」
てっきりマンスリーに初めて来た客だと思って話していたところ、それじゃお疲れさまです、と立ち去ろうとするので、今からここでライブだよ?と伝えると
「へー!じゃあ僕、伊藤未来の方行きますんで」
通りすがりにリスナーに会って、違うライブに行かれる。今頃楽しんでるかな。
北海道胆振地震のチャリティーでなにかやりたいな、とは話していたが、
たまたまふたりのスケジュールとサイエンスホールが空いてたからライブになっただけで、即完するとは思っていなかった。
サイエンスホールは文字通り毎週のように声優関連のイベントをやっている。理解のあるやりやすいハコ。喫煙者にも優しい。
伊「青木瑠璃子がしょっちゅうイベントやってるらしくて、専用のマイクあるらしいよ」
鷲「え?それ聞くとちょっと嫌いになるな」
伊「でも8mあるから、そりゃ専用だよね。疲れたら武道館のたまねぎにもたれかかって休むって」
年齢と好みの変化について
まんだらけで着物の老紳士が、黄昏流星群を人目を避けるようにレジに持って行ったのを見かけた鷲崎。
黄昏流星群はちゃんとおじいちゃんのエロ本なんだなあ。おじいちゃん界隈ではふたりエッチなんだな。
弘兼憲史、克亜紀と同一人物説。
「エロ本が恥ずかしくて買えない」という小野坂さん(54)にエロ本をプレゼントしようと決めた伊福部。
官公庁の近くにあるスタジオの場所柄か、コンビニにエロ本が殆どなく、ちょこっとヌードや官能小説が乗ってる週刊誌しか買えなかったが、あげたらめちゃめちゃ喜んでいた。
オススメのAVとかあげたら即身仏になっちゃうかも。
もうすぐ誕生日を迎える鷲崎に、好みに合わせた伊福部チョイスのAVをあげることに。
伊「本人ものがいい?役とか設定のある方がいい?」
鷲「えー、じゃあ本人もの」
伊「はいはいはい…………了解。」 エロアキネーター伊福部。本人以上に相方の好みもわかっている。
自分の性的嗜好って、みんなそんなに把握してるものなの?
ある程度可愛くてエロければ誰でもOKという人が殆どじゃない?
心が動かされるようなエロに果たして出会ったことがあるだろうか。
現役のサッカー選手もセクシー女優も、数えるほどしか挙げられない鷲崎。
野球もサッカーもニュースで聞く人しかわからないが、セクシー女優ならすらすら出てくる伊福部。
むかし番組のアシスタントをしていた声優志望の子が、いつの間にかグラビアタレントとして恵比寿マスカッツの番組に出ていて驚いた伊福部。
しかも進行カンペがその子に出ているのか、トークコーナーの裏回し的な役割をこなして一番喋っていた。
鷲「昔のアシスタントが頑張ってるのをお前がおちんちん出して見てるとはな」
伊「マスカッツの番組は別におっぱい出てないですよ、グラビアの子もいるだけで」
衝撃を受ける鷲崎。伊達メガネじゃなかったらレンズ割れてたよ。
歳を取ったら熟女好きになると思ってたし、いつの間にか演歌や時代劇に浸ると思っていたが、全然そんなことない。
時代劇のダイナミズムや、「これこそが一番の娯楽」と人生を懸けて時代劇を作ってきた人達のかっこよさはわかるようになってきたが、それでも時代劇そのものにはまだ触れていない。
「孫」を涙ながらに聞く日はこの先やって来るのか?
鷲崎は民謡好きだし、歌謡浪曲なんかも割と聞く方。同世代の中では、演歌的なものに理解はあるはず。
森進一のかっこよさはわかるけど、でも別に好んで聞くものでもない。
初めてマンスリーに来たお客さんに「襟裳の春」モノマネで迫るポアロ。
モノマネ番組って観ちゃうよね。チャンネル変える理由がない。
似てるとか新しい切り口みたいなものは要らない。知ってる人の知ってるモノマネが見たい。
モノマネの良さは「似ててどうする」というバカバカしさ。
うまいモノマネを見るくらいなら本物を見る。もうMISIAの歌マネとかやめようよ。
趣味と時間の使い方
伊福部、芸人さんのラジオに時間を取られて音楽を聴く暇がなくなってきた。
爆笑問題を聞いててアルピーの話が出たらD.C.GARAGEも聞かなきゃならないし、山里さんがハライチの話題を出したらターン!も聞かなきゃだし…
なまじradikoのタイムフリーで遡って聞けてしまうので、ラジオに生活を支配されている。
鷲「お前のラジオとの付き合い方、高校生みたいだな」
伊「番組の尺も長いしね」
鷲「「博士の言い分も聞かなきゃ!」ってことでしょ」
ラブレターズがFMで新番組始めると知って、聞いたら3時間あった。もう限界。
ラジオの仕事しててラジオ聞くのが幸せなら、もうそいつは音楽は聞かなくていいよ。
家に帰ったらサブスクで映画やドラマも色々観れちゃう。
海外ドラマなんて手を出すもんじゃない。楽しいものが沢山あってどうしよう。
スターダストボーイズでは話さない話
那須塩原の温泉までドライブに行ってきた伊福部。
伊福部・吉鶴・イギリス・哲ひと・たらんりゅー・ 小浜・割石の7人。
この時点で初めて来たお客さんに「…ごめんね?」と謝るポアロ。
伊「割石君ていうのはマンスリーを毎回手伝ってくれてるスタッフで、僕の生徒ね」
鷲「陸軍中野学校時代の」
伊「そいつがよくPAやってんな」
チャリティーライブではもうちょいわかりやすい内容にするから。
ペーパードライバーの小浜・割石の運転の練習も兼ねてのドライブだが、不安なので役割分担することに。といっても他に運転できる人がいない。
DJ担当になったのが、真ん中に座ったJ-POPの神・吉鶴。
制限速度のペーパー運転とはいえ高速に乗ったので、「高速=イニシャルD…じゃあm.o.v.eだろ!」と盛り上がる。
入ってる曲の中で吉鶴が思う一番m.o.v.eっぽい曲としてかけたのが、
伊「テーテーテーじゃねえかよ」
鷲「これで峠攻めるの?」
そのまま流しっぱなしにしていたら埼玉~東京の県境でTechnopolisが流れる。
「8000曲入ってるんですけど」を豪語するくせに、「あれ流して」というリクエストにことごとく応えてくれないDJ吉鶴。
「荒川沿い走ってんだから人としてかけろよ」
「海援隊は入ってないです…いちばん人としてっぽいのは…」と言って流したのが風をあつめて。
伊「風という字は…」
鷲「先生、画数多いです」
渋滞予報に反してあまり混んでおらず、「空いてるね」「スキスキスーだね」「スキスキスーかけて」
細川ふみえが入っていないので「いちばんスキスキスーっぽいのは…」と言ってかけたのが春咲小紅。
いつの間にか渋滞してきて「コミコミコーじゃねえかよ」「次止まったらシーズン・イン・ザ・サンかけろよ」
TUBEが入っていないので、いちばん夏っぽい曲としてかけたのが君に、胸キュン。
DJ吉鶴、細野の影響が濃すぎる。30曲しか入ってないんじゃないの。
DJがあまりに繰り返しライディーンを流すので、「いいかげんにしてくれ」と吠えるドライバー小浜。ライディーンは一日一回まで。
小浜「だいたいm.o.v.eならラップ入ってるはずだもん」
吉「そうかラップかあ…」といって流したのが今夜はブギーバック。
ケーズデンキが見えたので「ドリフかけてよ」と言ってもやっぱり入っていない。
いちばんドリフっぽい曲として流したのがHelp!。
スターダストボーイズで向さんにこのDJ話をしてもなにも響かないので、マンスリーに温存していた。
そんなDJ吉鶴が最近痔になったらしい。
辛い辛いと言って可哀想なので、タイに行ってきたきゅうりさんのお土産・タイガーバームを塗ってあげることに。
カフェで貰ったマドラーを手に体制万全の伊福部。
吉「じゃあ大丈夫かー!アナルに何か入んの久々だな…」
鷲「芥川もずっと痔で悩んでたんだよ?「ぼんやりとした不安」って痔のこと」
吉「芥川ほど僕は痔じゃないですから」
伊「芥川の痔がお前にわかんのかよ」
吉「わかんないけど芥川だって僕の痔がわかんないでしょ」
鷲「でもぼんやりとした不安はあるでしょ?俺たちはお前に死んでほしくないんだ」
吉「10年前に死ななかった僕が痔では死なないでしょ」
ぼんやりどころか、はっきりした不安の淵から戻ってきた男だった。
舞台袖で客席から見えないように尻を出す吉鶴、えずきながら塗る伊福部。
タイガーバームが患部に浸みて悶絶する吉鶴。新宿Fu-に悲鳴が響く。燃えてるらしい。
鷲「アナルは燃えているかだ」
喘ぐDJに今の心境をスマホから選んでもらうと、流れたのがこの曲。I need somebody。
客席からのテーマトーク
【想い出に残っている誕生日プレゼント】
天使さんから誕生日にサッカーの公式審判用ホイッスルをもらった伊福部。
「相手が作家さん」というのを、どうやら店員がサッカーと間違えたらしい。
その勘違い、天使さんで止められるだろ。
鷲崎が思い出すのは、とあるニコ生の最後に受けた誕生日サプライズの嫌な思い出ばかり。
作家の八木さんは「健くん絶対嫌がるから」と言ってくれていたのだが、スタッフ側がどうしてもと押し通したらしい。
リアクションを拾ってくれる人もおらず、時計を見ると喜ぶ余裕もない。土壇場で驚く負担が増しただけ。
「番組の最後に鷲崎さんに内緒で誕生日サプライズをやろう」と言ってる時点で、鷲崎の仕事を理解してない。
【今日は忘れ物の多い一日でした。忘れ物しないための方法を教えて下さい】
忘れ物が多すぎて、周りにまで影響が及ぶようになってきた伊福部。
『ラジオのラジオ』の現場でディレクター北迫が伊福部の忘れ物癖をゲストに話していたら、
ゲストから「スタジオにあれ忘れてませんか?」という連絡が続々入るようになった。
伊「まあ北迫の言うことだから、って笑い話にしてたんだけど」
鷲「地球空洞説を唱えてる人だからね」
【このご時世、大抵の有名人にアンチがいますが、アンチのいない人を教えて下さい】
子役や若いスポーツ選手はクラスでとんでもない嫌われ方をしているんじゃないかと不安になってしまう。
同じ地区・同じ年齢で格差を見せつけられると、「チヤホヤされやがって」となってしまうのでは。
あるいは嫌いじゃなくても、親に「あの子は同い年なのにあんなに活躍して」と言われ倒して、だんだん嫌いになるパターン。
手塚治虫だってアンチはいたと思うよ。少なくとも当時、両親は漫画の道なんて良い顔しなかったはず。
イケメンなだけで、ジャニーズだというだけで、アンチは生まれる。
反対に、見栄晴みたいな「好き嫌いの基準から離れた人」でさえ、不思議なことに「あんな奴がテレビに出てる」と言われてしまう。
好感度が急上昇して、いまや揶揄する方がダサい、という空気はある。
今の出川さんやクロちゃん、野爆のくっきーあたり。
でも好感度どうこうではなく、「嫌いと言いづらい」人がいる。友近とか。これが一番近いかも。
【想い出に残っている観光名所】
ふたりとも「景色に感動する」が本当に続かない。
グランドキャニオンに5分で飽きて始めた不動産屋コントの方がよく覚えてる。
二束三文の土地を掴まされた人と、「もう更地にするしかないですねー」という不動産屋。
前述の那須塩原へのドライブも、結局覚えてるのは車内の吉鶴のDJぶりと、「混んできちゃったーおしっこしたしたしーだよ」みたいな小さいやつばかり。
千年杉みたいなものを前にして、悠久の時の流れみたいなものに思いを馳せたり。
俺たちだって瞬間的にはあるんだよ、そういうの。
大人だから2分はいけるけど、それ以上は自分の中の何かが乗らないと無理。歴史興味ないしなあ。
ハリウッドのロード・オブ・フェイムを訪れた時、鷲崎は伊福部達にバレないように一瞬だけフレッド・アステアの星の前で思いを馳せていた。バレたら何を言われるか。
【子供の頃、まばたきをしながら走ると視界がコマ送りのように見えるのを発見して天才だと思っていました。おふたりが「自分が発見した!」と思っていたものを教えてください】
小野坂さんが「オナニーは俺が発見した」って言い続けてるよ。
攻略本に書かれていないようなファミコンの裏技を見つけて狂喜したり。
裏技を見つけたはいいものの、やり方を再現できなくて凹んだり。
「なんでできたのかわからない」で言えば、大竹まことに褒められた理由がさっぱりわからない鷲崎。「またおいでよ」って言ってもらったけど、何がハマったのかわからないので怖くてもう行きたくない。
その他、【自分が持っていない他人のこんなところに魅力を感じる】【客席の正解率が20%・50%・80%になりそうなクイズを考えて下さい】など。
企画コーナー【夢のポアロライブを考えよう】
今回もイギリスさん担当。色んなテーマに沿ったポアロライブ実現に向けて考えてみようという企画。
・とにかく集客できるライブ
・とにかくファンの満足度が高いライブ
・対バンライブ
・アニメタイアップ記念ライブ
・食品飲料系のスポンサー付きライブ
・新メンバーお披露目ライブ
・メンバーが海外留学につき活動停止ライブ