saywhatchugotta

餃子ブログです

屈折率

見出しの力を手に入れた

見出しボタン、こんなところにあったのか。はーー。

今までの見出しのないエントリーが、なんだか残念な人の文章みたいだ。

使えるようになるとそればっかり乱用したくなる。子供の頃からずっとそう。

 

 

思春期は終わらない(仮題)

『思春期が終わりません』のイベントにて急遽初下ろしされた、鷲崎さん作の新曲。

聞きましたか皆さん。6/15更新分のラストで聞けるのでぜひ聞いて。 

 

会場で生で聞くことができました。大感動。

まさにタイトルそのまんま、終わらない思春期を真空パックしたような歌詞。

人ごとじゃない、これ自分の事だー!みたいなちょっと恥ずかしい事も思っちゃうくらい良い。

鷲崎健の超ラジ!』の頃、ゲストで来た青木さんと二人で「当時のSMAP」の話題で盛り上がってたけど、ああいう煌びやかなポップさも端々に感じるんだよなー。

ヨナヨナで「自分だけのヒーロー・鷲崎健」に憧れて音楽さらってる人のメールがありましたが、それこそこの曲のド頭の歌詞から色々掘っていったらいいんじゃないかな。

 

 

そしてあんな名曲が初下ろしされるまさに前日、「遂に…!?」という伊福部さんのツイートが。

POARO以外にも詞を書く場は多々あるだろうけど、こういうの見るとやっぱり期待してしまう。

『What a Wonderful Everyday!!』で綺麗すぎるくらい綺麗にまとまった感はあるけど、

その後も思春期は続いていると信じてる。

 

 

キンプリが行き着いた先

KING OF PRISM by PrettyRhythm、略してキンプリ。なんだかあちこちで話題な様子。

女性ファンのみならず、男性にもかなり波及しているらしいこの映画。特に応援上映の評判をよく見かけます。

原作を知らない僕は今のところそのお祭りに乗るつもりは無いんですが、波及していく様を興味深く定点観測しています。

 

ツイッターでフォローしてるとある方が「キンスト最高だった。最高の同人。」と呟いてたので調べてみて驚いたんですが。

ちょっと衝撃だったので、できるだけ詳しく書きます。

 

 

新宿・歌舞伎町のストリップ劇場。

腐女子でもある踊り子さん2人が、昂るキンプリ妄想世界を具現化するために、

「キャラクターの男装コスプレ姿で作中の曲に合わせて板の上で絡む」演目をしていたそうな。

キンプリのストリップで、キンスト。

単純に女の子の裸が見たい常連のおっさん達からしたら、BGM含めずいぶん奇抜に見えたであろう事は想像に難くありません。

 

しかし、ある意味2.5次元ミュージカルよりずっと夢のある「目の前で絡むBL」という二次創作の新たな地平を、キンプリファンの女性達が目ざとく発見。さすがに鍛え上げた腐の視点を持つ方々は違うね。

BLショーでもあり、しかも男装服を脱げば、踊りで鍛え上げたスレンダー美人のレズショーでもある異次元空間。

憧れの男性キャラが一緒にポラロイドを撮っておでこにチューしてくれるご褒美空間。

これが評判を呼び、10日間の演目の最後の方は客席の9割以上がキンブレ振りながら黄色い歓声を上げる女性客という大盛況ぶりだったそうです。

 

腐女子の抱える愛情って、結構原理主義的な一面もあるみたいだけど、突進力あるよね。演る側も観る側もただただ熱い。

かつては弱虫ペダルを題材にした演目もやっていたそうな。

 

長々書きましたが、同人活動にしても劇場作品にしても、既存の形を飛び越えた新たな形が次々生まれている昨今。

まさにそういった新たな流れの中で、えらい目に遭った人の記事を読みました。

  

大切なものが壊されるとき

そんな長くないので、ささっとご一読下さい。

stohspaceg.hatenablog.jp

 

「お前が満喫したおかげでこっちはいい迷惑」ってお客さん、いますよね。 

周りが見えていない、その場のノリが楽しくなっちゃってるだけの時間。

お金払ったから、許される場だから、好き勝手していいんでしょ?と胸を張る人。

 

中学生の頃、授業参観中に親同士がクソ寒い盛り上がり方してて、そこから不良の子のグレっぷりが明らかにワンランク上がったのを思い出した。

上の例で言うなら「今からうちの子が答えまーす」「はーい」「次回もよろしくお願いしまーす」だよ。応援じゃないよ。明らかにおふざけ入ってる。

 

 

更に言えば、「盛り上がる」「ハメを外す」「はしゃぐ」がその純度を増していくと、

矛先はどうしても「邪魔者」に向くんですよね。

端的に言えば、日本人のムラ社会性ということになるんでしょうか。

それが発展に働く場面もあるし、衰退につながっていくこともあるわけで。

 

 

結局、

行きつく先は「多様性と寛容さ」の問題なんだなー。

他人の寛容さに甘える人、理不尽に耐える人。

演者と自分が一対一の関係でないと気が済まないタチの悪い人もいたりして。怖い怖い。

 

 

余談ですが・・・先述の「最高の同人。」と呟いてた方。

初めての場にビビりながら席に着くと、常連のおっさんに「振るものある?」みたいな顔でサイリウムを差し出されたとか。なにそのほっこりエピソード。

それもまさしく寛容さの話なのかもしれないけど、いい話にするにはピンクのスポットライトがちょっと淫靡過ぎる。