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餃子ブログです

鷲崎健ワンマン東京公演レポ (2015.12.19)

 

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CF支援者向け公式レポと声旬さんが写真付きで上げてるので、
こちらでは個人的な思い出などを混ぜつつ、MCやちょっとしたエピソードなんかを。

 

sei-syun.info 

1階のちょうど真ん中あたりの良い席に恵まれたのであちこち観察しながら開演を待っていると、甲斐甲斐しく動くカメラマンさんが。
リスアニ?ジャパコン?なんて期待していましたが、最初に上がった写真レポがまさかの声旬。
いやいや、写真上げてくれるだけありがたや。

 

 

当日のセットリストはこちら。鷲崎大作戦の公式レポから引用させて頂きます。

鷲崎健1stワンマンライブ at なかのZEROホール セットリスト

M01:「I Love You」のある世界
M02:Silly Walker
M03:奥さま、お手をどうぞ
   MC1
M04:BLUES
   MC2
M05:What a Pastaful World 〜なんてスパゲティ世界〜
   MC3
M06:バラバラ ~Balance 2 Variance~
   MC4
M07:FAITH
   MC5
M08:kiss × kiss
M09:Da Da Da Da Da
   MC6
M10:Sweet Soul Music
   MC7
M11:うたにする
   MC8
M12:女の子の髪の匂いを一日中かいでたい
M13:Love & Blues
M14:Baby Baby
   MC9
M15:ワルツ

EN01:Baby! 人生はあっちゅー間!!
EN02:Dear Birthday
   MC10
EN03:ニアリー
  
   MC11
WEN:日々WALK

 

いよいよ開演。
稔さんのハイハットカウントから緞帳が開き、まばゆいストロボに囲まれた今日の主役が微笑みながら登場。
後にツイッターの感想を見ていたら「初っ端から泣いた」という方も多かったんですが、
マイクスタンドを前にした鷲崎さんが派手なステージの中央最前に立ってる非日常な光景がおかしくて、ちょっとニヤけながらのスタート。

 

個人的に最初にグッと来たのは、ステージ下手側のラフィンさんが口ずさみながら鷲崎さんに視線を向けてるのを見た時でした。
真ん中で絶唱するおじさんの一言で業界に入ったラフィンさんですからね。感慨もひとしおってもんでしょう。


 『奥さま、お手をどうぞ』では鷲崎さんやコーラスの女性二人がセカンドラインのリズムで手拍子を煽ったり、サビで客席・ステージが一体になって手を左右に振ったり。ワンマンっていいね。

3曲目まで一気に駆け抜けてMC1。

 

よくある「ドコドン、ジャーーーーン」の練習を一切してないね。
でもバンドの心がひとつなら、曲終わりでなくたって、いきなりドコドンジャーンで音が綺麗に合うはずでしょ。キーはCかEかAなのか。

じゃあ「どうも鷲崎健です!」で、ドコドンね。いくよ?いくよ?

鷲崎健です!」ドコドン、ジャーン! (流石に合わず不協和音)…フランク・ザッパ感!

…Eのコードでやり直し。ジャーン!こんばんわ鷲崎健です!お前ら、まずは着席だ!

 

お水タイムで客席に緊張が走る。水を飲んだだけで「フゥー!」と言われるミュージシャン。

「お水おいしい?」の何が苦手なのか考えたんだけど、質問だからだね。
訊かれて答えないと、無視したみたいになる。俺が悪いのか?
なので先に言っておきますが、お水がおいしいです。

そんなこと訊かれるの、カレン・カーペンターくらいだよ。お水おいしい?でもスープも飲みなね?


スピルバーグ星野源からお花来てたね。
楽屋にもたくさんお花来てます。宮野真守水樹奈々坂本真綾などなど。その花だけ並べててもホールが埋まるよ!

 

お水もおいしいけど、鯖もうめえんだって曲をやります。

 

~BLUES~

 

 

MC2。

4thからだけでなく、昔から応援してくれてる人も、みんなが喜んでくれるような曲を選んできました。
知らない曲ばっかりだよって人、ultra soulやれよーって人は言ってね。知ってたらやりますから。
(客席から『TOKIO!』)オッケーわかった!   

沢田研二/TOKIO (ワンフレーズだけ。演奏陣、満面の笑み。)

 
TOKIOまでの個人的な感想。

想像以上に派手な念願のステージと1曲目サビのリフレインで脳が感動過剰になっていたんですが、
ここでちょっぴり遊んでくれたおかげで、ようやく「楽しむ」モードに戻れました。
CF開始時に言っていた「愉快な共犯関係」まさにそのもの。世代を超える曲って凄いね。

 

~パスタ~

 

MC3。

鷲崎って誰だよ…って人いる?  (客席から話しかけられ)喋りかけんじゃねえよ!

パスタのMV、久保可愛いでしょ。

(ベースのセキタさんに)紅白出てたんですよ。知ってます?ラブライブ
…知ってる?じゃあちょっとスノハレ歌ってみて下さいよ。


久保は最初はヒール履いてたんだけど、踊りにくいんで実は裸足で撮ってたんです。
裸足でレストランに連れてこられる彼女役かわいそう。野生児。バトルケニアか。

……バトルケニアですよ!敵がナイフとフォークに毒を仕込んでてバトルフィーバーの他の面々が倒れる中、ひとり手づかみで食べてたから大丈夫!でお馴染みの!

 

タバコ吸ってきていい?  …エレキギターの玉川さんゲラゲラ。

 

 

~バラバラ~

 

MC4。

……うっとりしたか! (客席から女子の歓声)うわ、女子がいる!
男子〜。10代?20代?...40代?無職?いるねえ。

みんな何で鷲崎を知ったんだろう?アニスパ以降って人いる?
客「イベントで」 え、何だろう。俺はイベントを褒められたい。
客「○○○(作品名)」 それトラブルだらけだったやつじゃーん!どこでファンが増えるかわかんないね。

 

 

~FAITH~

 


MC5

おでこにジョージと書いて歌入れに臨んだんですよ。
『鷲崎さん、そろそろ歌入れお願いします。…鷲崎さん?鷲…ジョージ?』『はい?』
ラフィン「超めんどくさかったです」

May J.がこれやり出したらおでこぐちゃぐちゃになるよ。ノイローゼの子供のノートみたい。

 

 

~kiss x kiss・DaDaDaDaDa~

女性客に向けて「お前のkiss!」と手を差し伸べるファンサービスも。

 

 

MC6。

2曲続けてサラリーマンソングでした。サラリーマン経験なしで書いたにしてはいい曲でしょ。
俺の仕事の愚痴を歌ったんじゃ流石に普遍性がない。
「メーカーが作ってきた台本だから所々やりづらいんだよなー・・・お前のkiss」じゃあねえ。

 

 

~Sweet Soul Music~

 

 

MC7。

ちょっと待ってね。気持ち作るから。 虚空を見つめて深呼吸。

 

~うたにする~

珍しく両手でマイクを握り、眼を閉じて、泥臭い叫びを絞り出すように歌い上げる。
目に見えて消耗している鷲崎さん、アウトロのギターに場を託してステージ袖へ消える。

 

 

MC8。再びステージへ。

…びっくりした?まだまだ終わりませんよ。あの曲もあの曲もまだやってないでしょ?
あの鷲崎さんお得意の…『女の子の肘を一日中舐めてたい』っていう…
『女の子を横にしておへそに醤油をチューッって入れて刺身を食べてみたい』ですよ!誰だその変態!

女性コーラス入ってると妙な感じだけど、全力で叫んで下さい。
でもやりすぎると中野警察来ちゃうからね!警察と闘う覚悟あんのか!行くぞ!
『女の子の髪のにおいを一日中かいでたい』!!


1,300人が拳を突き上げてくんかくんか吠えまくる中野zero大ホール。
間髪入れずにLove & Blues・Baby Babyとジャンプブルースが炸裂する怒涛のジャイブパート。
Love & Bluesのソロでチャック・ベリーばりのダックウォークを決める玉川さん。

 

 

MC9。
袖に下がろうとするバテバテの鷲崎さん。お客さんに着席を促す。

でももう一曲あるよね。みんなが聞きたい曲が。
そういやbambooに物販紹介頼まれてるんだった。ステージ袖で観てるんだけどね。
これからワルツを歌うとは思えないね。イベントくせえなー。
この曲を立って歌うのは緊張しますけど、聞いてください。

 

 

~ワルツ~  

 

 

ステージを去る演者陣。鳴りやまないアンコールの拍手。

 

 

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再び登場。
アンコールに応えてうさちゃんピースで愛嬌を振りまく鷲崎さんと、それを真似する客席。主役がピースした指をニキニキさせると、客席もニキニキで返す妙にファンシーなやり取り。
ホーン隊もコーラスも爆発していた『Baby! 人生はあっちゅー間!!』。
ストロボ全開でキラッキラ。「みんな一斉にSTOMP!」

 

 

そして本日のバンドメンバー紹介。それぞれに思い付きの一言を添えて。

 

ドラム 内田稔(盟友!)

ベース セキタヒロシ(アイマス大好き)

エレキギター 玉川雄一(サイを撫でられます)

アコースティックギター 野中則夫(利き紅茶ができます)

トランペット 下神竜哉(実家が呉服屋さん。下神呉服店)

トロンボーン 高井天音(188cmあります)

サックス 包国充(エジプト人です)

コーラス 角久仁子(スミベーカリーの四代目。素敵なパンを焼きます)

     Naomi Jade(よく知らないです)

バンマス・マニピュレーター 杉浦"ラフィン"誠一郎

 


…まだラフィンが大学生だった頃からの付き合いですよ。
ちょっと楽器やってて興味あるっていうから、ポアロのレコーディングに呼んで、結果人生曲げちゃった。

ラフィン「当時はHi-Standardのコピーとかでしたからね」 
ハイスタやってた奴に『冗談で死んだ友人の話』アレンジさせてんだぜ?不思議だね。

こんな素敵なメンバーでお送りしました。あーお水がおいしい。

 

次の曲は4thアルバムから!なんだろうねえ。…ヒント、Dear Birthday。

 

 

~Dear Birthday~

 

 

今日(12/19)が誕生日って人もいるかな? おー、いるねえ!おめでとうございます。
じゃあ今の曲は、君達と、上坂すみれ小杉十郎太さんに捧げます!

 

 

次が最後の曲になります。 (客席「えーーー!」) 
さすがに「今来たばっかりー!」って奴いないね。昔見たライブはそんなのばっかだったよ。アフィリアサーガとか、桃井とか。

 

意外と曲数やったでしょ。ゲームコーナーも無しに。
次で18曲だって。水木一郎さんなんて1000曲ライブやったんだぜ。

おっかねえなー不安だなーなんて思ってたけど、大阪は楽しく迎えられそうです。
ってことは、パフォーマンス的には大阪のお客さんの方が得だね!
年明けはどうせ喉潰してるんだけどね。愉快な親と喋って。

 

「I love you」のある世界から始まって、最後は何にしようかなぁって…
色々考えてこの曲にしました。びっくりするかもね。

 

 

~ニアリー~

 

「アコギな夜」でも殆ど披露されたことがないこの曲。
昔から鷲崎さんのバンドライブを切望していたファンの方々には、
まさに待望であり驚きの選曲だったことでしょう。ホーン隊がいることも決め手だったようですね。

 

 

演奏も終わり、演者みんなで手を繋いで最後の挨拶…の打ち合わせが始まる。
そういうのやりなれてない鷲崎さん、稔さんの誘導に何度も確認。
「ありがとうございましたー!」とお辞儀。こっちこそです。

 

 

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しかし全員が掃けてもまだまだ拍手は止まず。
改めてのアンコールに登場したのは鷲崎さんひとり。

 

 

ありがとねえ。もうちょっと見たいよね。明らかに鞄持ってまさに今帰ろうかって人見えたけど!
知り合いにはホントに誰にも観られたくなかったのになー。関係者席、知らない奴らがあんなにいやがる。

 

 

終演を惜しむようにギターを爪弾く。

 

ギター持ったってことは、あの曲歌って、本当に最後です。

 ♪ぐるぐる回る ぐるぐる回る… (咄嗟にコールを入れる客席。完璧。)

 ♪Happy! fancy baby doll!…(世界一かわいいよー!!)♪ちゅーるちゅーるちゅるぱーやっぱー。

…なんだか急に俺っぽいね。 あと一曲歌ったら終わっちゃうんだよ。もう本当に最後だからね。
それじゃあ聞いてください。

 …♪ぐるぐる回る~   慌てて反応する客席。ひとり高笑い。 君らは俺のおもちゃか!

 

 

終始笑いの絶えない最高の夜も本当に最後。
昨年2月、地元神戸での『フラワーテント2015』への参加から生まれたこの曲。
土くさいアルバムのあの歌い方ではなく、呟くようにゆったり軽やかに歌う。

 

 

~日々WALK~

 

 

どうもありがとう。気を付けて!

今日も時間は完璧なんだぜ!

 

 

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遅くなりましたが東京公演はこんな感じで幕を閉じました。

大阪公演のレポも後日改めて。また公式が上がってからかな。